走り続ける人。
先日、アドベンチャーマラソンランナー北田雄夫選手の
展示会・壮行会へ行きました。
※アドベンチャーマラソンとは北田選手公式サイトの説明によると…
アドベンチャーマラソンとは、地球の果てを走る、世界で最も過酷なマラソン。
厳しい自然環境(砂漠やジャングル、氷河地帯)の中、
レース期間中の食料、衣料、寝袋、サバイバル道具などのすべてを背負いながら、
自らの力だけで200km以上を走るレースである。
大会によっては、「気温 マイナス50~50℃」「標高5,000m」
「砂漠・氷河・山・川・沼・洞窟」「獣や虫の危険」などを乗り越える必要があるため、
体力以外にも精神力、順応力、判断力、生命力が求められるレースでもある。
とにかく超過酷なマラソンをされている方で、
僕らみたいな者には絶対にマネできない事に挑戦されています。
会場には過去に完走してきた場所の写真と説明文がパネル展示されていて、
競技中の食料やアイテムまで設置してありました。
僕も普段は健康維持のためにスポーツジムへ行き、
ランニングマシーンで有酸素運動をしているのですが、
マラソンは“やりたくないスポーツベスト5”にランクインしています。
正直、僕は走るのがあまり好きでは無いしテレビ中継や生観戦もほとんどしません。
そんな僕が、何で北田選手のお話を聴きに行ったかと言うと、
「どういう気持ちや志しで、このスポーツに挑んでいるのか?」と
尋常じゃないバイタリティがある人なのではないか気になったからです。
とても有意義なトークショーが終わった頃には、
僕自身も前向きに元気になれたような気がしました。
人生において好きなことに情熱を注げる人は本当に幸せだろうなと思います。
北田選手は週4日はサラリーマンで、それ以外はマラソン関連に時間を掛けているそうです。
北田選手の思いは「まだまだマイナーなスポーツですが、僕がマラソンを完走して
チャレンジ精神が湧いてきたり、元気や勇気が出たという人も増えたら嬉しいです。」
みたいなことを仰っていました。
最近、僕も作家活動を続けていくと、
“自分の活動で何か人のためになれたらいいな”という気持ちが芽生えてきました。
こんな未熟な作家の僕でも「たちさんが頑張っていると自分もやる気が出てきます!」
という人がたまにいらっしゃいます。
その時の僕はその人に対し、何のエールも送ってないし不思議に感じます。
実際に裏でコツコツと頑張っているのが見えなくても、
どっかで感じ取られてしまうのかなと。
気分が落ち込む日や上手くいかない日もありますが、
時には走るのをやめて、歩くペースで、上を向いて、
自分の道を大切に進んで行こうと思います。